ちょっとまじめな話・・・
2011年11月04日
我が家の(松永家)のベランダからの今日の六甲山
秋の空、秋の雲、ですね。
気持ちの良い空です
話は変わりますが・・・
生徒さんの退会の理由のひとつに、『親の介護』があります。
私も母を亡くした後、父が要介護になりました。
介護は環境によってそれぞれですが、かなり壮絶なお話を聞くこともあります
私の父はここ最近飲み込む力がなくなってきたらしく、『誤嚥性(ごえんせい)肺炎』をおこし、現在入院中です
お医者様から、肺炎を繰り返すのを覚悟で食事を続けるか、『胃ろう』という栄養を胃に流し込むチューブをつけるか
選択をせまられています。
身体のことや高齢、ということを考えれば胃ろうがいいと思います。
・・・が、1日3度の食事の楽しみをこの先、わたしのひとことで奪ってしまう・・・
この先、父が食事をする姿を見ることができないのか・・・
など考えると答えはなかなか出せません
子どもの未練、でしょうね。
高齢の肺炎は生命の危険があるため、延命の措置の選択もせまられます。
医学が発達している今、特にここが悪い、ということがなければ、ある程度延命は可能な時代です。
それを定められた『寿命』ととるか、ずっと延命にすがるか・・・
これもなかなか私には答えが出せません。
そんな時、ある生徒さんとお話をしていて、胃ろうなどを介護の中で経験されていることを知りました。
「介護歴30年よ~」と笑って話されましたが、後々お話を聞いているとかなり壮絶な内容です
胃ろうについて、延命について・・・
たくさんお話を伺うことができ、私も答えに近づくことができた気がします
「介護が一段落した時、国際楽器社の音楽教室のチラシを見たのよ~、でヴァイオリンを始めたの」、と・・・
今は介護歴30年とは思えないほどお若く、生き生きされています
生徒さんに励まされ、助けられた気分です
介護をされながらレッスンされている皆さん!
ぜひ、がんばって続けてくださいね